京都の祇園祭は、1100年以上の歴史を持つ祭りで、大阪の「天神祭り」、東京の「神田祭」と並んで、日本三大祭りの一つに数えられます。
京都の祇園祭は、7月1日より約1カ月間開催されている為、いつ行けば祇園祭の行事のメインである、前祭、後祭、宵山や、山鉾巡業を見ることができるのか、2019年度の日程や、山鉾巡業の穴場スポットについてまとめていきます。
Contents
1:祇園祭2019の前祭・後祭・宵山や山鉾巡行の日程
京都の祇園にあり、京都を代表する観光スポットになっている八坂神社。通称祇園さんとも言われ、京都の三大祭りの一つである祇園祭でも有名ですよね。 pic.twitter.com/YnLQwha0Mc
— もう一度京都へ行こう。 (@mouichi_kyoto) February 21, 2019
1:2前祭と後祭について
京都祇園祭は、1966年~2013年の間、山鉾巡業は7月17日にまとめて行われていました。
本来、山鉾巡業は前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に分けて行われたもので、現在は本来の2度に分けて行われています。
1:3前祭(さきまつり)
2019年7月14日~16日の3日間で行われます。
祇園祭の、前祭の宵山は毎年、7月14日~16日の3日間行われています。
宵山と言っても、夜だけでなく、昼間も山鉾を見て回れます。
15,16日は18時ごろから一部のエリアは歩行者天国になり、大変な人出になり、多くの露店や夜店などが並びます。
どれくらい混雑しているかというと、以前私が友人と一緒に宵山に行ったときは、とにかく見渡す限り「ヒト!ヒト!ヒト!」でいっぱいでした。歩いていると常に隣の人と肩がぶつかりあうぐらいの人混みです。
歩こうとしても人の波に飲み込まれて、行きたいところに行けませんでした。それでも無理矢理自分の行きたいところに行こうした時、足を踏まれたりして大変でした。
ひどい人になると着ているものが破れてしまったと嘆いていた方もいらっしゃいましたからね。
なんとか人の波に飲まれながらも進んでいくとそこには山鉾があり、山鉾に飾られている、人形や、金具などの装飾品を見て回ることができました。
ネットの書き込みにも、宵山が大変な人集りで、途中にコンビニや喫茶店に、寄ろうとすると大変でした。
とにかく、人混みの中を歩いていると喉が乾いて仕方がなかったと言っておられました。
そして、次回祇園祭の宵山に行くときがあれば、お茶やお水を少し多めに持っていくようにしようと思っているとも言っていました。
前祭に立ち並ぶ山鉾は、23基あります。
四条通り京都祇園祭りの長刀鉾を撮影なさる京都府長岡京市同志社高校写真部部長 増田真知宇(ますだまちう)先生 #八坂神社 #長岡京 #長岡京市 #まちう #ますだまちう #同志社 #増田真知宇 #真知宇 #祇園祭り #祇園祭 #長刀鉾 pic.twitter.com/7HnHTVrVUN
— 増田真知宇 ボランティア募集中 同志社卒 関西 近畿大阪府京都府長岡京市 市民活動 相互フォロー支援 (@masuda_matiu_jp) March 1, 2019
宵山の見どころと言っていいでしょう。その山鉾に提灯が点火され、山鉾には祇園囃子が奏でられ、祇園祭の艶やかな気持ちを味わうことが出来ます。
また山鉾によっては、有料ですが中に乗せてくれる山鉾もあります。
ただ女性禁制で、女性の方は乗ることが出来ませんので注意して下さい。
一部、女性の方も山鉾に乗れたという事を行っておられる方との噂があるが、本当に乗れるかどうか、問い合わせても女性禁制となっていますから、どこで聞きましたと聞かれたので、本当に女性の方が宵山で、山鉾に乗れたというのは私には、本当だろうかと今も疑っています。
【露店・屋台】
前祭の宵々山(7月15日)~宵山(7月16日)にかけて屋台や露店がでます。
この屋台や露店には2種類有ります。
一つは、一般的なお祭りのように、綿菓子や金魚すくい、たこ焼き、焼きそばなどを売っているお店です。
これらの、出店や露店は15・16日がメインで、出店・露店は前祭期間のみで、後祭にはありません。
歩行者天国は、15・16日に一部のエリアで実施されます。
もうひとつは、山鉾町にある飲食店などのお店が軒先で、飲食物を提供しているお店です。
【山鉾巡行】
京都 祇園祭 山鉾巡行(長刀鉾・占出山・孟宗山・霰天神山・函谷鉾) pic.twitter.com/VYlDTRBy8Z
— もう一度京都へ行こう。 (@mouichi_kyoto) February 21, 2019
17日の前祭の山鉾巡業は、八坂神社を9時に出発、烏丸四条交差点を9時30分頃、河原町御池交差点を10時30分頃通過、四条新京極・寺町商店街前の御旅所(おたびしょ)に、12時頃頃に到着します。23基全ての山鉾の巡行が終わるのは13時頃になります。
前祭・後祭に巡行される山鉾は予め決まっています。
前祭で先頭を務めるのは長刀鉾で、7月2日に行われる「くじ取り式」で順番を決めますが長刀鉾はくじを引きません。
前祭に登場する山鉾は、23基で長刀鉾の次に巡行する山鉾のことを「山一番」と呼び、とても縁起がよく名誉なことだとされていて、山鉾ごとのご利益も前に近い方が良いと言われています。
後祭
宵山は、7月21日~23日の3日間です。
前祭との違い。
- 露天が出ない。
- 山鉾の数は10基で前祭に比べてと少ない。
- 前祭と比べて観光客が少ない。
前祭の観光客は約20万人に対して、後祭は1日に1万人を超える程度なので賑わいが少ないことから一説では「後祭」と言う言葉ができたとされています。
後祭って、露店はないし行っても仕方がと思われている方もいると思います。しかし、後祭も前祭と同様にお囃子もあります。
そしてちまきやお守りを売る浴衣姿の子どもたちも各町会所にいて、祇園祭の雰囲気を十分楽しむことができます。
ゆっくり山鉾めぐりをしたりするのは前祭より、後祭の方がいいと最近言われているようです。
また、前祭で使用した山鉾がすでに半解体され、人形や金細工、絨毯などの調度品を間近に見る事もできて、後祭ならではの楽しみ方もあります。
確かにゆっくりと山鉾巡りはできるでしょうが、私は祭りは賑やかな方がいいのではと考えているので、前祭に行くでしょうね。
【エコ屋台村】
後祭では、京都芸術センターのグラウンドで、リュース食器を使った、もったいない屋台(食品ロス削減をテーマにした屋台)で飲食物が提供されます。
期日は22日、23日の二日間。午後5時から午後9時30分まで開催されます。
初日は舞妓さんが舞を披露されます。
両日とも鷹山の祇園囃子が演奏されます。
詳しくは、京都市のホームページで確認して下さい。
【山鉾巡行】
前祭で、くじいらずで先頭の長刀鉾が決まっているように、後祭では最後尾には大船鉾というのは、古来から決まっている巡行の順番のようです。
後祭の山鉾巡行は7月24日9時30分に、前祭の巡行コースとは逆の烏丸御池交差点辺りをスタート、河原町交差点を10時頃、四条河原町交差点を10時30分頃通過、ゴールの四条烏丸交差点に11時30分頃到着します。10基の山鉾巡行が終わるのは12時30分頃になります。
【花笠巡行】
祇園祭は神輿渡御(みこしとぎょ)が本来の祭りです、神様が神輿で帰られる道を清めるために山鉾巡行を行っているのです。
1996年~2013年の間は、山鉾巡行を17日にまとめて行っていましたが、その間花笠巡行が山鉾巡行の代わりをしていましたが、古来より行われていた前祭・後祭りを行うことになりましたが花笠巡行はそのまま継続されて行われています。
花笠巡行は7月24日午前10時に八坂神社を出発、四条寺町を北上、御池通を東へ、川原町御池を南に向かい、四条通りを東に進み、八坂神社に帰ります。
地元の方、おすすめの山鉾巡行の穴場スポット
御池通のストリートビューからバス停名確認しようとしたらまさかの祇園祭。
バ、バス停が見えぬ…。 pic.twitter.com/QyLspvQiZB— ぺつ (@pppppez220) February 28, 2019
京都の祇園祭は、あまりにもう有名なお祭りです。
日本各地のみならず、世界各国から多くの見物者で大変混雑します。
山鉾巡行の見物の方は、10万人近くなることもあり、ゆっくりと山鉾巡行を見学しようと思ってもなかなか人混みをかき分けるのも大変です。
そこでここでは地元の方もおすすめする山鉾巡行の、穴場スポットを紹介します。
無料の穴場スポット
【御池新町交差点】
この場所は、御池通から新町通へと曲がる交差点で、山鉾巡行が通過する場所です。
ここは通りの歩道が四条通や、河原町よりも広く、わりとゆっくりと山鉾巡行を見学できる穴場スポットです。
【辻回しの場所】
山鉾は直進しかできないため、交差点を曲がるときは細い青竹を山車の下に敷き、水をまいて、音頭取りの合図と扇子に合わせて、曳き手が出しを90度回転します。
山鉾が向きを変えるときは大迫力で、大歓声が上がります。
この辻回しを見るのに毎年大勢の見物客で混雑します。
朝早く行けば良い場で見る事ができますが、山鉾の辻回しは、順番に
四条河原町、河原町御池、新町御池です。
あとになるほど見物する人は少なくなります、穴場スポットとして地元の方も河原町御池、新町御池で待機、見学しているそうです。
【四条河原町の交差点】
暑い場所に長時間いるのが苦手な方は、アーケードがあって日差しが避けられ、交差点角に高島屋が有るので冷房が効いているところに避難できるので、穴場のスポットです。
有料観覧席で見る方法
有料の観覧席なら、時々巡行の列が止まり、各鉾の見せ場を間近で見る事ができます。
祇園祭は1年で最も暑いときに開催されます。有料観覧席でも暑さ対策、熱中症対策も忘れずにして下さい。
大勢の方が鑑賞するので日傘や雨天時の傘も使えません。(雨天時にはレインコートを使用)。
前祭・後祭の違いもあります。日程には注意してご購入下さい。
祇園祭の有料観覧席は、毎年6月初旬に一般販売されます。
2019年度については、いつから購入できるのかまだ発表されていません。
2018年度の一般席の値段は、3,180円(全席指定・パンフレット・日よけ帽子付)でした。
有料観覧席は、インターネットやコンビニ、旅行会社などでも取り扱っているのでどこでも入手可能です。
まとめ
祇園祭は1ヶ月間も続きますね。いつ行けばいいのかわからない方にメインの前祭・後祭・宵山についていろいろ述べてきました。
そして、祇園祭はあまりにも有名で見物者の方も前祭などには、約20万人の方が訪れます。
見物客の多い7月17日の山鉾巡行をどこで見物すればいいのか迷っている方に、ここでは地元の方もよく利用している穴場スポットを紹介しています。
今年の祇園祭を見に行こうとしている貴方に、少しでも参考にしていただければ幸いです。
今日も最後までご覧いただきありがとう御座います。
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